zencro’s diary

乱╲(・ω・)/歩 ╲(・ω・)/奇╲(・ω・)/譚

鑑賞


「こないだ見た映画ですけど」
「うん」
「年上の女の子のベッドにもぐりこんだ男の子が」
「あー、男の子は成長止まってて見てくれは幼いけど実年齢は女の子と同じだからね?」
「ああ、そうでした。で、彼女のむきだしのへそにパウダーふりかけて」
「おまえの世代ではもう知らないかなあ。粉ジュースっていうんだよ、あれ」
「なるほど。その粉ジュースの上に唾を垂らすとシュワシュワってなってましたよね」
「うん」
「そしてぺろぺろ泡をなめとって」
「うん」
「あれやってみませんか?」
「ええー」
「コバヤシ君に聞いたらすぐ駄菓子屋で調達してきてくれたんですよ、ほら」
「うっわあ懐かしいなあ、へえぇまだそんなの売ってるような店があるのか」
「というわけでさっそく」
「ちょ、待てよ」
「待てません」
「性急だなあ」
「ほら、Tシャツめくってください、もー俺が脱がしちゃいますよ」
「わかったってば、物好きな……ほれ」
「では粉ジュースの袋を開け……わわっ一気にぶちまけてしまいました、すみません」
「ありゃあーでもどっちみち同じことだろ?」
「少しずつへその穴に注ぎながら、ゆっくりなめようと思ていたんですが」
「わあカガミ変態」
「なんか言いました?……まあ仕方がないですね、次の工程行きましょう」
「工程」
「起き上がらないでください、粉ジュースが落ちてしまいますから」

ぽと。 
シュワッ

「……ひゃっ」
「動いちゃだめですよ」

 シュワシュワシュワ
  ぺろ ぺろ ぺろん ぺろ

「んん……っ」
「……気分になってきました?」
「何言ってんだよ、ふ うっ……ん」
「ナカムラさん、かわいい」
「だから、ひとまわりも年上にかわいいなんて言うなっての」
「ふふ。へそ、弱かったんですね」
「……っもう、あんな映画見せるんじゃなかったな」
「なぜです?良い映画でしたよ」
「今度は映画館で新しいの見よ。そうだ、シンゴジラいいらしいよぉ」
「それもいいですが、俺はイットフォローズが見たいですね」
「やだ」
「なぜです」
「俺がホラー苦手なの知ってんだろ?こないだリング観たとき、持ってたビール缶ベコベコになっちゃったの見ただろ?」
「だから、構わず俺にしがみついてきてください。缶ビールの代わりに、俺の手を握ればいいです」
「やだ」
「なぜです」
「外でそんなみっともないことできないってば」
「だったら」

ぺろ

「ひゃっ、や、ん」
「やっぱり家で観ましょう。人目が無いから恥ずかしくないですよ」

「……爺さんになっても離してやらないからな」
「いいですよ」
「離さずにもっともっと俺にしがみついていてください」
「やだ」
「なぜです、爺さんになっても離さないんでしょう?」
「……もういいから、シンゴジラ観に行くよ!ホラ支度して...ちょ、出かけようって ひゃっ あ」
「これが終わってからです、まだだめです」
「もういい加減に」

……
延々続きそうなのでオチなくおわる。